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氷野杜涼一による創作日記っス。
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 思考実験であるSFには、リライト・リメイクされる作品が数多くあるっス。

 なぜならば、その時代時代で知識や機器は異なるわけで、その思考実験的な対応可能性も異なるわけス。

 僕が読んだ範疇よかった作品は、SFの古典的名著『宇宙のランデブー』(アーサー・C・クラーク著 南山宏訳 早川書房)の系譜に属する『太陽の簒奪者』(野尻抱介著 早川書房)や、タイトルにあげたあのSF界の大巨星・小松左京氏の大ベストセラーの映画版『日本沈没』(小学館文庫)ス。

(余談ス。左京氏の『果しなき流れの果に』(角川春樹事務所)は僕の好きな書籍ナンバーワンのひとつですし、ライトノベルも手がける野尻氏の『太陽の簒奪者』は僕にSFの効用であるセンスオブワンダーをまざまざと実感させてくれた作品でス。)

 で、ス。

 SFって思考を実際から逸脱させることで文学たり得ているのですが、世界を変えていく人たちはその世界から逸脱しようとする遺伝子をもっているのだと思いまス。

 発明家や企業家なんかは、思考し超現実を求め、その現実からの逸脱の精神が結実し、現実に変化をもたらしているように思えるス。

 もちろん、数多くの逸脱者のごくごく一部のみが、世界を変えうるのでしょうけれどス。

 遥か古代より、生命は外へ外へと向かって来ましたス。

 海から陸へ。陸から空へ。空から宇宙へ。とス。

 逸脱する意志は、そうして受け継がれてきたのかもしれないス。

 逸脱者は世界が次に向かうために必要な存在なのかもしれないス。
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プロフィール
HN:
氷野杜涼一(ヒノトリョウイチ)
性別:
男性
趣味:
読書と創作
自己紹介:
 第7回スニーカー大賞最終選考候補者のひとり。
 目標は角川スニーカー文庫から本をだすこと。
 ライトノベル作家めざして鋭意創作中っス。
 気軽にコメントくださいっス。
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