氷野杜涼一による創作日記っス。
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少年は野良犬に取り囲まれた。
背後は断崖絶壁だ。 絶体絶命の危機。 野良犬どもが少年に襲い掛かった! そこへさっそうと歴戦の勇者は現れなかった! …3分後。 ごくごく偶然まったくたまたまその場所を通りかかった歴戦の勇者は、野良犬どもにやられ、崖下に転落した少年に気づくこともないまま、あっさりその場所を通り過ぎた。 PR
私は優しい悪の大王。
それでも悪の大王だから、この世界を支配しなければならない。 殺すの禁止。痛めつけるの禁止。襲うの禁止。 これで世界を支配できるだろうか…。
丘の上の少年は、遠い夕日を見つめていた。
いつか勇者になって、悪の大王を倒したい。 そんな見果てぬ夢に想いをはせて。 「ごはんよ~!」 「はーい!」 夕飯の声に、少年の夢ははかなく消えた。
太古の昔に悪の大王を倒したという伝説の剣を受け継ぎ、少年は旅に出た。
伝説の剣は野良犬との戦いであっさり折れた。 伝説はあくまで伝説だった。
勇者になりたい。
悪の大王を倒したい。 少年は旅に出た。 町を出てすぐ、散歩中の悪の大王に出会った。 散歩につきあって、いろいろ話した。 悪の大王は、そんなに悪い奴じゃなかった。 悪の大王を倒すため、少年は旅に出た。
勇者になりたい。
悪の大王から世界を救いたい。 少年はそう思った。 そして、少年は旅に出た。 町を出てすぐ、野良犬に襲われた。 少年は家に逃げ帰った。 |
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プロフィール
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氷野杜涼一(ヒノトリョウイチ)
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性別:
男性
趣味:
読書と創作
自己紹介:
第7回スニーカー大賞最終選考候補者のひとり。
目標は角川スニーカー文庫から本をだすこと。 ライトノベル作家めざして鋭意創作中っス。 気軽にコメントくださいっス。
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