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氷野杜涼一による創作日記っス。
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 なんか日常ス。

 アクションイベントが過剰な気もするけど日常ス。

 いいなぁ…。

 なんか懐かしいなぁ…。

 『夜のピクニック』(新潮文庫)などの恩田陸さんみたいにノスタルジーちっくス。

 そもそもそれが狙いなんでしょうけれどス。

 日常を書く作家といえば保坂和志氏ス。

 どこで切っても終われるすごいデビュー作『プレーンソング』(中公文庫)などを書いてまス。

 デビューが同じころで作風も似ていて、村上春樹氏と比較されていた保坂氏ス。

 が、ス。

 村上氏が世界絶望的退廃的日常であるのに対して、保坂氏は生きた日常を描きまス。

 ほんと日常ス。(笑)

 しかも日常なのに文芸なのでス。

 村上氏が(人気があるがゆえにはじかれて)もらえない直木賞も保坂氏はもらってまス。

 読むと「あの言語にて表現不可能な感覚」が感じられると思いまス。

 作家志望の方には『書きあぐねている人のための小説入門』(草思社)もオススメす。

 作家の書き方と小説の書かれ方がわかりまス。

 ついでにス。

 保坂氏流の実存哲学に触れたい方は『世界を肯定する哲学』(ちくま新書)もオススメす。

 しかしス。

 デンスケ出番ナシす…。残念ス…。

 ホームページはこちらス…。 → アニメ「電脳コイル」
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 現代の小学生がいかに他者を理解する努力をせず偏見の目で見てしまっているかがわかるアニメでス。

 だから、いまの小学生は利己的でゆがんでいて人とのつながりがディスコミュニケーションでイジメなんかがおきてしまうんス。

 そして、その小学生の心のゆがみ問題の根幹には、他者(特に会社の若い女子社員)を理解しようとしない大人(特に無能な男性上司)があるからス。

 それは今回の「電のコ」(僕略)でも暗にほのめかしているス。

 大ウソす。(笑)

 あーなるほどス。

 小学生たちは電脳空間におけるバグを利用して遊んでるんスね。

 【謎】違法なバグ的商品を売っている店は法に抵触してないんス?

 【謎】その使用は触法行為ではないんス?

 【謎】法が整備されてないのに電脳空間を実動してるんス?

 で、あのサッチーと丸いのは、バグをなくすためにデバックビーム(?)だしてんス。

 【謎】人間に危害はないんス?

 で、「イリーガル(非合法の意)」っていうのは電脳空間におけるバグ的異常存在(アクマ?バケモノ?)のことスね。

 【謎】なんでそんなのがでるんス?

 【謎】新しい世界のためには多少の危険は欠かせないんス?

 【謎】イサコの描く魔法陣はなんなんスー?

 謎が謎を呼ぶストーリー展開に目が話せないス。

 (僕が勝手に謎を呼んでるだけス。)

 しかしス。

 今回の「電のコ」(僕略)は大人たちがきちんと人間らしく描かれていたス。まるで前回の僕の不平(?)を聞いていてくれたかのようでス。(んなわけねース。)

 やっぱりス。

 デンスケはナイスす。(笑)

 デンスケメインのスピン・オフとかありありスよ。NHKさん。(笑)

 ホームページはこちらス。 → 「電脳コイル」
 現代の小学生がいかに現実をデジタル的に捉えているかわかるアニメでス。

 だから命はリセット可能とか、人間は生き返るとか言ってしまうんス。

 ウソす。(笑)

 この「電コ」、いまいち設定がわからんス。

 「生身」のはずの人間が電波的存在になっているのはナゼす?

 電脳メガネしてないと見えない電脳ペットに、どうして「生身」のはずの人間が触れられるんス?

 空間が不安定ってどういう意味ス?

 登場する大人である教師や老人たちが、いかにもアホっぷりまるだしな、無味乾燥で機械的な作業に始終徹しているように見えるのはナゼす?

 もしやこれは、登場人物である少年少女たちも電気的デジタル的存在であることを示唆してはいないス?

 そして。

 少年少女たちはじつは自分自身も含めて世界のすべてがデジタル的な存在であるという秘密に気づき、「え?あたしって存在してないの?」という自我の崩壊を乗り越えて成長したのち、そのデジタル世界を構築した神(=デジタル世界設計者)に無謀な戦いを挑んでいくのではー?
 (大人たちは、それに気づいている、もしくは立ち向かい敗れたがゆえに、無抵抗になり、あの無気力でアホっぷりまるだしな描かれ方をしているのではー?)

 それ。マトリックスやん。(笑)

 とにかく謎が多いので、これからの展開を気をつけて見ていかねばス。

 しかし。デンスケはナイスす。

 ホームページはこちらス。 → アニメ「電脳コイル」
 現代の小学生がいかにデジタル化されてるのかがわかるアニメでス。

 ウソす。(笑)

 電脳空間を現実空間に侵食させたらどうなるか、という近未来の話でス。

 う~んス。

 思考実験的にはおもしろいスけど、政治とか経済とか社会内変化まで話は広がらんス。空間の電脳化の利用方法が小学生男女のちまちました攻防のみに用いられている点で、最近流行のファンタジーにおける「魔法」がデジタル化され、現代の子供たちにそのデジタル化された魔法を使用させたいがために、現実空間に電脳空間が侵入している特殊空間を設定した、と読み替えることができまス。しっかり「使い魔」キャラもいまス。

 ようするにジュブナイルす。メインテーマは女子小学生の内面でしょうかス。

 しかしス。

 デンスケがナイスす。(笑)

 ホームページはこちらス。 → 「電脳コイル」
 いつみても宮崎作品は発見がありまス。

 宮崎作品の中で対象年齢が高い作品ですが、主人公がブタであるがゆえに、大人向けの渋めな映画になりかねないのが、子供向けギャグとしてうまく回避されていまス。話の中にきちんとブタ化した理由づけがされているのがまたいいス。

 それにしてもギャグ満載だなぁ、この作品。(笑)

 寝言はさておきス。

 「紅の豚」で僕が一番好きなシーンは、戦闘挺を女性陣がよってたかって直すシーンす。

 宮崎駿氏の女性と労働者への畏敬の念が見てとれまス。フェミニストで元左翼ですからね。

 宮崎作品はのちのち別シリーズ『物語の構造分析』で詳しく分析・解説する予定ですが、全体を整える韻律(リズム)はあの最高傑作のひとつである「ルパン三世~カリオストロの城」からそれほど変わってないス。

 宮崎作品の韻律で書かれたライトノベルやアニメ映画は指折りかぞえてもすぐに5つは浮かびまス。この韻律に気づいていない人はあんまりいないと思いまス。

 それにしても「カリオストロの城」は数あるルパン作品のなかで、銭形警部の使い方がうまい唯一の作品ス。他のルパン映画は銭形警部をうまく使いこなせていないがゆえに、あまりおもしろくないと思われまス。おそらく製作者側も銭形警部の使い方がうまくいかないことは自覚しているはずでス。うまく使おうと思っても使い切れない存在なのが銭形警部なのだと思うス。(笑)
 気になった方はルパンと伯爵との対立軸などを元に銭形警部がどう動いているかを分析してみるといいと思うっス。かなりな勉強になると思うス。


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プロフィール
HN:
氷野杜涼一(ヒノトリョウイチ)
性別:
男性
趣味:
読書と創作
自己紹介:
 第7回スニーカー大賞最終選考候補者のひとり。
 目標は角川スニーカー文庫から本をだすこと。
 ライトノベル作家めざして鋭意創作中っス。
 気軽にコメントくださいっス。
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